昨今では、学歴よりも実力主義をモットーにしている企業が随分増えていきています。
会社で昇格するには努力も当然必要ですが、努力しているだけでは上には上がれません。
ちょっとしたコツも必要なのです。
代表的な例としては、社内試験制度を取り入れている企業がそうです。
仕事の実績だけではなく、「試験」にも合格しなければ出世できません。
▼この記事でわかること
- 面接試験の評価基準
- 面接では行動を見られます
- 面接の質問内容
- 等級で質問内容は異なるということ
- 筆者の失敗談
- 面接で1番大事なこと
- 面接で2番目に大切なこと
- 面接で緊張しないための方法
- 面接の服装
- 面接で最後に聞かれること
- 面接が終わった後にやるべき事
- どうしても受からない時の施策
でも面接が自信無い!受からない!←そんな悩みを解決します。
今回は昇格試験の中の面接についてのコツを紹介したいと思います。
目次
昇格試験の評価基準
実際の面接では、どのような評価基準になっているのか気になりますよね。
正直なところ言うと、面接官で若干見るポイントも違ってくるのが現実です。
しかし、根本的なところを理解していれば難なくクリアできるはずです。
その根本的なところとは『行動』です。
行動とは何か?以下に解説していきます。
昇格試験では行動を見られる
ココがポイント
- スピード感
- 行動力
- 具体性
面接では過去の実績や将来の目標は必ず聞かれる事です。
また、そのような質問に対しても事前準備を行っていると思うのでスラスラと答えれることでしょう。
しかし、それだけでは駄目なんです!
過去の実績に対してどのような行動をとったか?将来の目標に対してどのように行動しているか?また、どのような行動をするつもりでいるかがキーポイントなのです。
なぜ行動を注視されるかというと、仕事で実績を出し続けるためには、『スピード感』『行動力』がないと成果に繋がらないからです。
例えば、あなたの今年の実績を答えて下さいという質問に対して、『私は現場の生産性を10%向上させました』『私は〇〇の売上を2倍にすることができました』と答えたとします。
それで?となりませんか?どうやって向上させたのか気になりますよね?
特に難しい事ではありません。その時に起こした行動とプロセスをしっかりとまとめておくことが大切なのです。
考えをまとめておかないと、いざ『どうやって?』と質問受けた時に答えれないという人がよくいます。
また、将来の目標に対しても、口で言うだけなら誰でも簡単です。そこには信憑性が全くありません。
今現在からどういう行動をして、どういう活動を行っていくか具体性を交えることで答える事で信憑性が増します。
嘘、偽りのない過去と未来を語るには、より具体的に答えをまとめておかないといけないのです。
昇格するレベルで質問内容は若干異なる
当然ながら次の等級を任せるためにも、そのレベルにあった質問がきます。
上位になればなるほどその内容のスケールは大きいものとなります。
中堅社員であれば、組織的な質問で役職クラスになると会社経営全般の質問が飛んできます。
頭の中に入れておきたいことは、次の等級での自分の役割とは何か!?を考えておくことです。
昇格面接で聞かれる事(中堅社員編)
実際の基本的な質問事例と求められている事を解説していきます。
▼基本的事例
- 昇格したら何をやりたいか
- あなたの職場に足りないもの
- あなたのこれまでの実績
- 今年の目標に対して進捗は?
- あなたの(組織、自信)の強みと弱み
あなたは昇格して何をやりたいか
この質問では、あなたの昇格に対するモチベーションを計測されます。
等級があがるという事は、責任も重くなるわけですから、向上意識我ない人材に上位等級を任せるわけにはいかないからです。
良い例としては、現等級では達成できない目標で、次の等級だからこそ達成できる内容を答えることです。
具体的に言うと、私は現在の職場の管理者で人材育成に励んでおり、現在10名の多能化を100%達成できた。次の等級ではここで培ったノウハウを活かして会社全体のローテーションをおこない多能化を進めたい!等です。
ここでのNGワードは、逆に現等級でも達成できる目標を答える事です。
同じ範囲で仕事をする気かと思われるので、気をつけましょう。
あなたの職場に今足りないもの
これは、いかにあなたが職場の問題点を捉えているか!?問題を発見する目を計測されます。
会社が永続的に発展させていくには、常に問題意識を持って改善していかなければなりません。
わかりやすく言うと、現状維持の状態でいると、時代の変化について行けず取り残されてしまうからです。
しかし、同じ職場にずっいると問題が問題に見えなくなってしまう場合もあります。
職場の問題がわからない場合は、他の職場との違いや、職場の全てを否定的に見る事で問題が見えてきます。
問題が無い職場は絶対にありません!何かしらネタはあります。
常日ごろから否定的な視点で仕事を行っていく事が大切です。
あなたのこれまでの実績
これは必ず来る質問ですね。
準備もされる事でしょうから具体的な説明はいらないと思いますが1つ注意点があります。
仕事の成果は全て数値化して下さい。
ビジネスの結果は数値が全てです。数値化する事で信憑性が増します。
数値で答えれるように準備しておきましょう。
今年の目標に対して進捗はどうか
これは、あなたがいかに自分に課せられた仕事を把握しているかというところを見られます。
現場で忙しく、その場しのぎの仕事をやっていると、目標に対しての進捗見失いがちです。
計画表を作成して、毎日の業務進捗管理をおこなうことで、しっかりと把握できます。
あなたの組織の強みと弱み
自分自身の管理能力問われる質問です。
なぜならば、自分自身を管理できていないと、部下の管理できないからです。
自分自身を知る事で欠点に対してのアクションも決定できて、スキルを向上させる事もできますよね?
今一度、自分自身の強み弱みを考えてみましょう。
- 試験の評価基準は『行動』で見られる。
- 次の等級で自分の役割は何かを考えておく。
- 次の等級だから達成できる施策を考えておく。
- 常に問題意識を持って職場を見る。
- 実績は数値化しておく
- 自分自身の業務進捗管理を怠らない
- 自分自身の強み弱みを理解しておく
昇格面接失敗談
ここで筆者の面接失敗談を紹介します。
私はこれまでの昇格試験面接で3度失敗しています。
筆者が勤めている企業の昇格試験は、まず筆記試験があり、筆記試験合格したら面接試験となります。
筆記試験は受かっていましたが、面接で落ちてしまいました。
原因は、この文の冒頭にある『行動』を答える事ができなかったのです。
筆記試験受かりイケイケドンドンで調子に乗って面接を受けた事が敗因で、
事前準備もろくにしていませんでした。
懲りずに2回もです
また、質問に対する答えも多少過大表現していた部分もあり、具体的な行動を突っ込まれてご愁傷様状態!
やはり、日ごろから努力していないと少しの嘘でもすぐにバレてしまいます。
よって具体的な行動は常に準備しておくことをおすすめします!
面接で大切な事
面接時のちょっとしたコツを教えます。
- 顔を覚えてもらう事
- 現在進行形の表現
面接で1番大切な事
実は、面接で受かるために一番大切な事があります。
それは、、、顔を覚えてもらうことです!
例えば、あなたが会社の役員で面接官だったとします。
筆記試験に合格した見たことも無い社員が面接に来たらどう思いますか?
この人は本当に信用できるのだろうか?初めて見るけど実績も本当だろうか?
疑ってかかりますよね。それよりも、日ごろからプレゼン等で顔を合わせ、会話もしておけば
ある程度はあなたがどういう人間か事前に知っておくことができます。
つまり、そこである程度の信用を作っておくことができるのです。
また、信用があるので試験のハードルもある程度下がります。
突っ込んだ質問も受けなくてすむのです。
よって、何よりも大事なことは『あなたという人間を事前に知ってもらうこと』なのです。
日ごろから会社役員と接する機会があれば、どんどん参加して顔を覚えてもらいましょう。
面接で2番目に大切な事
2番目に心得ておきたいこと。それは、、、
常に行動し続けていなければならない!ということです。
例えば、○○の問題に対してあなたはどうすればいいと思いますか?という質問に対して
あなたは、○○という改善をすればいいと思います。と答えたとします。
すると、今現在やっていますか?何で今やっていないんですか?
という突っ込みが来ます。『これからやる』というのはNGなんです!
多少うそでも、『現在やっています』と現在進行形で答えましょう。
自信を持って答えると、そこまで突っ込んだ質問はされないと思います。
それが嫌なら、入念な準備をして対策しておきましょう。
昇格面接の服装
基本的にはスーツですが、社服がある場合はハウスルールに従った服装をしましょう。
ボタンは全てとめる。汚れがある場合は選択してアイロンをかけて清潔感ある服装を心がけましょう。
現場作業なので、どうしても汚い社服な場合は誰かに借りましょう。
また、事前に面接用の社服として新品を調達しておくのも手です。
つまらないことでマイナス評価を受けないよう事前準備をしっかりとしておきましょう。
面接で緊張しないための方法
いくらプレゼン等で場数を踏んでも、人生を左右させる面接試験。緊張しないわけがありません。
緊張しやすい人は真面目な人に多い傾向があります。ちゃんと答えなきゃと思えば思うほど緊張してしまいますからね。
でも実際に面接中に言葉がかみかみでも、面接官が質問したことに回答できていればそれほど気にすることはありません。
面接官も緊張していることは承知の上ですからね。そんな事でマイナス評価にはならないので安心しましょう。
それでも緊張するのは誰でも嫌ですよね。気休め程度にしかなりませんが、筆者が実践していた緊張を和らげる方法を教えます。
- 深呼吸をする
- 答えを丸暗記しない
- 事前に何度も練習する
深呼吸をする
あまり効果が無いように思えますが、実際にやってみると意外と緊張がほぐれます。
腹の底から複式呼吸で何度もやってみましょう。
丸暗記しない
面接官から質問されることを事前に書いて、それに対する回答を紙に書いて練習するというのは誰でもやっていることだと思います。
しかし、ここには落とし穴が。
まず、丸暗記してそれ通りに答えようとすると、違った質問が来たときに答えれなくなってしまいます。
また、それが事前に自分でもわかっているため余計に緊張してしまうという悪循環に陥ってしまいます。
質問事項に対して、大体でいいので答えれるようにしておけば大丈夫です。
一字一句ガチガチに暗記して答えようとするのはオススメしませんよ。
事前に何度も練習する
先輩や上司に手伝ってもらって事前に何度も練習しましょう。
面接の練習というのは、合格率を上げるためのものではありません。
なぜかというと、人によってどの様な質問が来るかもわからないし、求めているものや認識もバラバラだからです。
練習の際には、色々とこう答えたほうがいい等のアドバイスを貰うと思いますが、余計に混乱してしまうので
参考程度に聞き流しましょう。
この面接練習の本質は、緊張しないで質問された事に回答するというのがメインなのです。
何度も練習して本番に備えましょう。
面接で最後に聞かれること
参考までに事例を紹介します。
- 最近気になったニュースはありますか?
- あなたは3年後、どのようになっていますか?
- あなたはこの会社をどうしたいですか?
- 出向するならどこがいいですか?海外?
- あなたは仕事の壁にどのように立ち向かいますか?
基本的には、時事や未来系の質問が来る事が多いみたいです。
参考までに頭に入れておいてください。
面接が終わってすぐにやっておくこと
面接が終わってホッとするのもわかりますが、すぐにやっておきたい事があります。
それは、面接で質問された内容をメモに書き留めておくことです。
このメモの必要性は以下の通り。
もし面接で落ちた場合、どこが駄目だったか自己分析ができる
来年の面接対策ができる。
部下の育成指導ができる。
こういったメリットがあります。
来年に向けての自己分析や、部下のための面接対策に有効です。
これをやっている人は、翌年に大体受かります。
論文対策終わった?
何やってもどうしても受からない人
どうしても受かりたいけど受からない。周りが強豪すぎて太刀打ちできない。
そんな悩みはありませんか?大企業で組織が大きいとそうなってしまう傾向が多く見られます。
それでもどうしても昇格したい時は、中小企業へ転職するという手もあります。
大企業で培ってきたスキルであれば、中小企業でも十分に発揮できる可能性が高いからです。
将来の出世がとてつもなく遠い場合は転職することをオススメします。
また、今すぐ転職する気がなくても転職サイトに登録しておけば、求人情報をストックしておくことができるので、いざという時にすぐに動けます。
しかも無料なので、あなたにとってのリスクは全くありません。ゼロです。
面倒だからいいや!と思っていては将来転職先で昇格するチャンスを逃してしまう事になりますよ。
登録時間は約5分。今、登録という行動をしておけば後から面倒な事は一切ありません。
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