自分だけ仕事量が多いと不平不満を持ってしまう事は当たり前の事。
- あいつはダラダラ仕事しているのに同じ給料
- 同僚が年上だから頼むことができない
- 自分だけがヘルプに回って他の人は無視してる
- 私はスーパーマンではない!
こうした特定の人ばかりが損をするような悩みについて解決方法を模索していきましょう。
ぶっちゃけると、このような仕事が偏っている状態はどこの職場でもありえます。その状態が過度になっているかなっていないかで対処する必要性も変わってきます。
まずは、仕事の偏りの原因が何なのかを調べて対処していくことが大切です。
当記事では、自分だけ仕事量が多いと思っている人向けに、仕事の効率化や職場改善方法について詳しく紹介しています。
▼この記事でわかること
- 仕事量が多い4つの原因から把握する
- 仕事量の偏りで生まれる弊害とは?
- 業務効率を改善する5つの方法
- 根本的に仕事の偏りを改善する方法
大きく4つの構成で紹介しています。
自分だけ仕事量が多い4つの原因
自分だけ仕事量が多い原因は様々です。また原因によって対処法も変わってきます。
自分がどのような状況にあるのか把握してみましょう。
- 期待されているから?
- 仕事の処理能力が高い
- 上司が部下の仕事量を把握していない
- 上司が昔気質の考え方
仕事量が多い原因としては、大体この4つが当てはまるかと思います。
結論言ってしまうと、全ては管理職(上司)のせいなんですけどね。
それぞれ解説していきます。
期待されているから?
単純に期待されているから仕事をどんどんさせているパターンです。ただ、これが30歳を過ぎてもこのような状況であれば、ちょっと考えものですね。
というのも、私としては仕事量を多くこなすのは新卒入社後数年間で十分だと思っています。その後は、仕事の質を重点的に行っていった方が将来的なスキルアップにつながります。なので、何年も仕事量が自分だけ多いという状況は、「期待されているわけではない」と考えて良いでしょう。
仕事の処理能力が高いから
このパターンが最も多いと思われます。仕事がさばける部下がいたらどんどん仕事振ってしまいますもん。
でも長くこの状況を続かせているのであれば、上司はあなたのことを使いパシリ的な感覚なのかもしれません。
正当に評価しているのであれば、仕事量よりも質の高い仕事を振ってくるはずです。
とりあえず、あいつにやらせとけ!みたいな感じだと腹が立ちますね。
仕事を断れない性格
仕事を断れない=優しい性格 一般的にはこういう認識があるのでしょうが、私に言わせてみると「自己管理ができない人」です。
明らかにキャパオーバーの状態で仕事を引き受けて、挙句の果てに期限を過ぎてしまったらどうでしょう?
相手側に迷惑がかかってしまいますよね?
自分自身が被害を被るならいいのですが、自分が良かれと思ってやった行為が周りの迷惑にもなりえます。
後ほど「いい感じの断り方」を紹介していますので参照してみてください。
上司が部下の仕事量を把握していない
そもそも上司があなたの仕事量を把握していない可能性があります。
上司も仕事が忙しいために、このような状態になってしまうことがほとんどです。
要はマネジメントできていないということですね。
上司がそもそも昔気質の考え方
上司がダメだということです。一昔前では若いうちは仕事をどんどんこなして馬車馬のように働くことが大事みたいな考えを持っている上司が多かったですね。
体育会系の管理職に多い傾向があり、今だったらもうパワハラ的なことが日常茶飯事でした。
昔では当たり前でしたが、今ではこの考え方は通用しません。むしろ生産性を低下させる考え方です。
仕事量の偏りで生まれる弊害とは?
仕事が個人に偏ってしまうと、組織として職場環境が悪い方向に傾いてしまいます。
どのような弊害があるのか解説していきます。
休むと職場が回らなくなる
基本的に、誰が休んでも職場が回るというのが理想的な形です。誰かが休んだからと言って職場が回らなくなるのは組織として破綻している状態です。
これは全て管理職の責任となります。
このような状況にならないように、管理職は日頃からダブルアサインを行いリスクヘッジをする必要があります。
過度な残業による労基法違反
もしかして、あなただけ残業時間が多いということはありませんか?
一度、36協定を見てガイドラインに違反していないか確認してみたほうが良いかもしれません。
過度な残業により体を壊してからでは全てが遅すぎます。
残業イコールキャパオーバーという認識を持っておきましょう。
仕事量が多い状況を効率的に乗り切る5つの方法
ここでは、仕事のノウハウというか私も意識してやっていることを紹介したいと思います。
- 仕事のスケジュール確認にしっかり時間を取る
- 仕事の優先順位の決め方
- ある程度の余裕率を考慮して計画を立てる
- 提出物は3割~5割の段階で一度上司へ確認する
- 仕事を振れる仲間がいたら振る
この5つの事を意識するだけでも、爆発的に処理能力が上がります。
それぞれを具体的に解説していきます。
一日のスケジュール把握に時間をしっかりととる
朝、実務を開始する前に一日のスケジュールの把握と、業務の優先順位を決めるために最低でも15分の時間を取りましょう。
また、業務ごとに工程を細分化して、どういう順番でこなしていくかという事までスケジュール帳へ記入します。
実際に仕事を始めてからは、業務をこなす毎に、スケジュール帳へ記入した業務内容を取り消し線で消していきましょう。
そうすることで、1日の仕事の進捗を把握することができます。
また、達成感にもつながるため、やりがいを感じながら仕事を進めることができるでしょう。
仕事の優先順位を決め方
業務の優先度の決め方は、重要度と緊急度の2軸で決定します。
重要度と緊急度が高いものから処理していき、重要度を優先して計画を立てます。
直ぐに処理できる仕事でも、量が多ければ足枷になってしまいます。これでは重要度の高い仕事が進みません。後々しっぺ返しがくることになります。
なので、すぐに処理できる業務よりも重要度の高い業務を優先する必要があります。
スケジュールはある程度の余裕率を考慮する
例えば、1分単位で1日の計画を立てても、必ずうまくいきません。
むしろそこまでの計画を立てるために使う時間が無駄です。
なので1つの仕事に対して、15分から30分単位で仕事の計画を立てることをおすすめします。
そうすることで、仕事の進捗に対する心の余裕が出てきてイライラによるミスや、トラブルの低減にもつながることでしょう。
頑張り損は避ける!提出物は早めに方向性だけでも確認する
プレゼン資料、企画書や報告書で上司の確認が必要な書類は、100%完成させてから提出するのではなく、一度方向性が合っているか3~5割の完成度で確認してもらいましょう。
100%の状態で一からやり直しと言われたら、これまでの時間が無駄になってしまい頑張り損となってしまいます。
修正時間を最小限に抑えるためにも、ある程度完成した時点で確認してもらうことが効率的に仕事を進めることができます。
遠回しに仕事を断る
仕事がキャパオーバーの状態で仕事を振られたら「断る」というのも一つの手段ですが、できない人もいますよね。
なので、もう少し高度な回避方法を紹介したいと思います。
もし仕事を振られそうになった場合、以下の事を相手に伝えましょう。
- 現在私はこれだけの仕事を控えている
- あなたの仕事が完了するのはいつになる
- これだけ遅れても良いか?
極端な話、5分で終わるような仕事でも「3日後になるけどいい?」と言えば、相手も状況を理解して他に依頼できる人を探すでしょう。
あからさまに「できません」「他の人にお願いします」と拒絶するのではなく、遠回しに回避することで円滑な人間関係を保てるでしょう。
ダメな例
- 無理です
- できません
- 他の人にお願いします
- 今忙しいんだけど
仕事を振れる仲間がいたら振る
これができたらそもそもググってません!と言われてしまいそうですが、仕事を振るのも立派なスキルです。
何でもかんでも自分だけが仕事をこなしていたら、潰れてしまいます。
勇気を出して、暇そうな人がいたら簡単な作業から振ってみましょう。意外と快く受け入れてくれるかもしれません。
手伝ってくれたら「お礼」はしっかりとしましょう。
そうすることで、自然と周りも自分の仕事を手伝ってくれる環境ができるかもしれません。
仕事量の偏りを根本的に改善する方法
ここでは根本的な改善方法を紹介しています。根本的に改善するには職場環境にメスを入れる必要があります。
いくら自分が仕事を効率よくこなしても、必ず限界が来ます。
自分自身だけではどうにもならない事がほとんどなので、管理職に相談する必要があります。
- 上司に相談する
- 上司の上司に相談する
- 転職する
転職するについては究極の選択肢ですが、会社がどうしても対応してくれず、自分の状況も危ういのであれば転職も視野に入れるべきです。
上司に相談する
現在のような職場環境になっている根源ですので、宛になるかわかりませんが、まずは現状を知ってもらうことが大切です。
もし認識しているのであれば、ちゃんとした理由を問いただしましょう。その理由があなたにとって納得のいくものだったらOK。
理不尽に感じるのであれば、議論が必要かと思われます。
上司の上司に相談する
上司に相談してもダメなら、上司の上司に相談してみましょう。
基本的に管理職は職場環境を改善する義務があります。ていうかそれが職務です。
これでダメなら、自らが異動や転職をして職場環境を変える必要があります。
転職する
会社が何も対応してくれないのであれば、転職も考えるべきです。
就職も厳しい状況ですが利益が出ているところはあるので、そうした企業へ転職するという方法もあります。
もちろん自分だけで仕事を探すのは非現実的なので、転職サービスの利用をおすすめします。
自分だけ仕事量が多いまとめ
自分だけが仕事量多いという悩みについて、色々解説してきました。
どの会社にも「自分だけが仕事量多い」と思っている人は存在します。完璧な職場環境というのは中々難しいものです。
大切なのは、そのような環境の中で自分自身がどう対処していくかです。
責任感が高い人は完璧に業務をこなしてしまいがちなので、手を抜くところは手を抜いて、大事なところは完璧にする。
こうした仕事のメリハリをつけることも大切です。
臨機応変に要領よく仕事をこなせるように、ちょっとだけ頭をつかって仕事をやってみるのも楽しいかもしれません。
忙しい中でも、ちょっとした楽しみを取り入れることで、ネガティブな気持ちを軽減することができますよ。
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