給料が上がらなくて悩んでいる、不満を持っている人は世の中にどれくらいいるのでしょうか?
一説によると、正社員でも84%の人が現在の給料に不満を持っていると言われています。
このまま給料が上がらない状態が続いてしまうと、仕事に対するモチベーションが上がらないことや、貧乏生活を余儀なくされることとなってしまいます。
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給料を上げるための方法はいたってシンプルで「今よりも年収の高い会社に転職する」のが最も効率的です。
今の会社で給料を上げる方法もあるのですが、それでは時間がかかりすぎる他、確実に上がるとも言い切れません。
ただやみくもに転職するという事も危険なので、転職するタイミングの見極め方についても詳しく解説しています。
この記事でわかること
- 給料が上がらない理由
- 給料が上がらないリスク
- 転職していい条件
- おすすめの転職方法
目次
給料が上がらない理由
こんなに頑張ってるのに何故給料が上がらないのか?
ぶっちゃけると頑張っても給料が上がらないシステムになっているからです。
その仕組みを詳しく解説していきます。
ポストの空きがない
まずよくあるのが自分が狙っているポストの空きがないというのが原因の一つとして考えられます。
出世することで自ずと給料が上がっていくのは誰もが知っていることですが、組織というものはピラミッド型になっています。
つまり、上に行けば行くほど狭き門をくぐっていかなければなりません。
例えば主任になりたいからといって、同じ組織単位で主任が5人いるというのもおかしな話です。
会社員は基本的に相対評価となるため、自分よりも誰かが評価されていれば、自分はその人よりも評価が低くなってしまいます。
どれだけ頑張っても、上が詰まっている状態だと出世できないシステムだと給料も上がらないということなんです。
社長に気に入られていない
社長や管理職に気に入られていないと給料が上がらないパターン。
社長や管理職には必ずお気に入りの部下というものが存在します。
だからといって、それがその人の評価に影響を与えてはいけないことなのですが、中にはお気に入りというだけで給料を上げてしまう管理職や社長がいるんです。
上とのコミュニケーション能力が高ければいいのですが、気が合う合わないということも考えられます。
お気に入りになれるのも、ほんの一握りです。
会社の業績が悪い
会社の業績が悪いと、頑張っても無駄です。
自分の頑張りで会社業績を好転させれればいいのですが、そう簡単にはいきません。
例えできたとしても、相当な労力と努力が必要です。
自分の実績やスキルに繋がるかもしれませんが、あまりにも効率が悪すぎます。
会社業績が何年も悪い会社に勤めるという事は、リスクが高いということを認識しておきましょう。
上司や先輩の給料が真実
今の上司や先輩の給料はどれくらいでしょうか?
自分の給料と比較して、とても良くて生活が充実しているでしょうか?
上司の車は何ですか?高級車ですか?
自分の上司の給料を指標にすることで、これから先どこまで給料が上がるのかは一目でわかります。
そのポジションに行けたとしても、人事制度が変更にならない限り、上司の給料以上になることはありません。
今の世の中、むしろ減給となる可能性のほうが高いのではないでしょうか?
給料が上がらない会社で働き続けるリスク
給料が上がらない会社で働き続けると、どのようなリスクがあるのでしょうか?
というかリスクしかないということを認識しておきましょう。
そのリスク内容を詳しく解説していきます。
- 貰うべき給料を貰えていない
- 偏った考え方になる
- 一生働きアリ
- 生活水準が低いまま
本来貰えるべき給料を貰えていない
本当ならもっと給料を貰えるはずなのに、低賃金のままその会社で頑張ってしまうというリスク。
これのほとんどは会社と住んでいる地域に原因があります。
会社と地域の給与水準が低いことで、低賃金となっている場合があります。
その事例を見ていきましょう。
関東地方の事務職の時給を事例に挙げてみました。同じ関東内での東京都と茨城県では時給が170円以上も違う事がわかります。つまり、地方に行けば行くほど給与水準が低いということがわかりますね。
地域 | 時給(派遣) |
関東 | 1,370円 |
東京都 | 1,645円 |
埼玉県 | 1,460円 |
神奈川県 | 1,446円 |
千葉県 | 1,348円 |
群馬県 | 1,265円 |
栃木県 | 1,228円 |
茨城県 | 1,198円 |
一般事務の月給の違い
こちらは会社別の時給の違いです。ネット上の求人サイトから持ってきた内容ですが、東京都の一般事務職で企業によって月給の差があることがわかると思います。
細かい業務内容や忙しさの違いもあると思いますが、住んでいる地域と企業の違いというだけで年収を数十万~数百万もらえていない可能性があると言えますね。
偏った考え方になる
給料が高いといことは、それなりにきつい仕事をしなければいけないという概念が植え付けられてしまいます。
このような考え方になってしまうと、一生給料をあげることはできません。
世の中には、仕事内容が楽でも給料が高い仕事は沢山存在します。
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一生働きアリ状態
一生会社にこき使われてしまいます。
人材育成に取り組んでいない会社は、典型的な質の悪い会社です。
企業が成長していくためには、人材育成が必須です。ここに力を入れいていない企業は淘汰されていきます。
その場しのぎや、経営層が自分たちの利益しか考えていない会社は、社員を働きアリと同様の扱いをして、使えなくなったら捨てられてしまいます。
いわゆるブラック企業体質とも言えるでしょう。
このような環境で働いていると、異常を異常と認識することができず、知らないうちに低賃金で長期間働かされることになり、気づいたときにはスキルなし、低賃金、転職が難しい年齢になってしまう可能性が考えられます。
生活水準が低いままになってしまう
生活が成り立ちません。
独り身なら問題ないかもしれませんが、休日に好きな事をする機会が減ることでしょう。
世帯持ちであれば、家族に不憫な思いをさせることとなり、子供に必要な教育が行き届かないこともありますね。
そうなると、子供も進学できずに低収入。
低収入の負の連鎖を断ち切ることができなくなってしまいます。
給料を上げる方法
給料を上げる方法を紹介していきます。
結果的には転職するのが一番手っ取り早いのですが、今の会社から転職できない場合はどうにかする必要があります。
詳しく見ていきましょう。
必要な行動
- 社内の試験に合格する
- 給料アップを交渉してみる
- 残業代を稼ぎまくる
- 給与の高い企業へ転職
社内の昇級試験に合格する
比較的大きな企業になりますが、社内試験制度を取り入れている企業であれば試験に合格することに専念しましょう。
私の勤めている会社でもこの制度があり、念に1度筆記試験と面接試験があります。
試験と実業務の双方が評価されて初めて昇給できるため、日ごろの仕事を頑張りつつ試験勉強もしなければなりません。
ある意味公平な制度なため、もし今の会社で試験制度がないのであれば、転職先で給料を上げるという方法をとることもできます。
給料アップを交渉してみる
上司に直接給料アップを交渉してみるのも手です。
注意したいのが、「給料上げてください」と手ぶらで交渉することです。
「給料上げてと言われたから給料上げました」とか意味不明すぎます。まずありえません。
これで給料上がったら周りも黙っていないことでしょう。
なので、今までの自分の業績やこれからの展望を資料にまとめて、他の奴らとは違うというところを見せつけて交渉することが大事です。
給与は相対評価で決定されるところがほとんどなので、他人との差別化を材料にして交渉してみましょう。
残業代で一時をしのぐ
残業できる環境であれば、残業しまくって給料を上げることもできます。
しかし基本給は上がらない、体への負担が増大する、プライベートや家族との時間を捨てなければならないといったデメリットがあります。
将来的に何の資産にもならないため、あまりおすすめできません。
むしろリスクが高すぎる方法かもしれません。
給料の高い仕事に転職する
私が一番お勧めするのは、
今よりも給料が良い会社に転職する方法です。
特に難しく考える必要もなく、これまでの実績をもとに自分の価値を見出して転職してみましょう。
その際に転職で給料を上げていくちょっとしたコツもあるので、後程解説したいと思います。
給料が上がらなくて転職したほうがいい人
給料を上げるために転職したほうがいいと言いましたが、やみくもに転職するのはリスクが高すぎます。
転職で失敗しないためにも、本当に転職してもいいのか見極める必要があります。
以下に紹介する事例に当てはまるのであれば転職を考えても問題ありません。
注意ポイント
- 勤続10年以上で手取り17万以下
- 貯金できない人
- 会社のレベルが低い時
勤続年数10年以上で手取り17万以下の人
はっきり言って、この時点で将来給料が上がる見込みはありません。
上がっても数千円程度でしょう。
その原因が、自分の実力不足&職場環境によるものどちらにしてもです。
実力不足で評価されていなかったとしても、今更頑張ったところで再評価されることもありません。
「最近あいつ頑張ってるな」程度で終わります。
職場環境が悪かったとしても、会社業績や体質の関係性が高いため、アウトプットを出せたとしても昇給できるとは限りません。
潔く転職することをおすすめします。
給料低くて貯金ができない人
どんなに節約しても、必要な支出により貯蓄をできない場合は転職を考えましょう。
今の会社で収入を上げていくには時間がかかりすぎます。
その間必要なお金はどんどん飛んでいくことになります。
子供が大きくなると学費もかかってくるため、それまでに果たして間に合うでしょうか?
転職すれば、その月から収入をアップさせることができます。
長い時間今の会社で頑張るよりも転職したほうがいいですよね。
企業のレベル的にもう上がらない場合
会社の水準で見切りがつくのであれば、転職を考えましょう。
管理職になっても月給が数万円しか上がらないとか、残業代もつかないとか終わってますね。
はっきり言って、そのような会社に依存する必要は全くありません。
目的は給料アップです。
例え、今の環境が働きやすかったとしても、給料が低ければそれは甘えです。
人間は変化を嫌う生き物。
そこを打破して自分を律していく必要があります。
いつまで経っても低収入は避けなければなりません。
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転職して給料が上がる仕組み
今の会社よりも給料が良い企業に転職できれば収入は上がります。
でもそれは一時的なことかもしれません。
というのも、その企業によって貰える給料というものには上限が存在します。
管理職になり上がって給料が上がればいいのですが、これにも上限があります。
これからもどんどん給料をアップさせるためには、転職先で給料が上がったら、それよりも給料が良い会社にどんどん転職していく方法がおすすめ。
この方法だったら上限を見ずに、どんどん月給がアップしていきます。
給料上げるために利用したい転職エージェント
転職エージェントサービスは保有している求人数や、企業の質を考えると、できるだけ有名なところで複数登録したほうがいいです。
そのほうが、転職エージェントのハズレを引きにくいからです。
ダメな転職エージェントは、あなたのキャリア関係なしに、求人の説明を淡々と進めてしまいます。これでは良い転職が実現できません。
では、給料を上げるために利用したい転職エージェントサービスを紹介します。
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